外務省が「強制連行」「性奴隷」「20万人」を否定
慰安婦問題に関して、外務省が「強制連行」「性奴隷」「20万人の数」に対して否定する表記をホームページに加えました。
【外交部会での指摘部分を、外務省ホームページの慰安婦部分に追加】
以外にも、「強制連行」や「性奴隷」、「20万人の数」に対する否定する表記がこれまでになかった。反省が必要。ただ、下記のように昨日から追加された。言われなき誹謗にはしっかり反論することが大事。 pic.twitter.com/S1XYqmNome— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) February 2, 2021
外務省のホームページにはこのように書かれています。
- (5)このような日本政府の真摯な取組にもかかわらず、「強制連行」や「性奴隷」といった表現のほか、慰安婦の数を「20万人」又は「数十万人」と表現するなど、史実に基づくとは言いがたい主張も見られます。
これらの点に関する日本政府の立場は次のとおりです。
- 「強制連行」
これまでに日本政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たりませんでした。(このような立場は、例えば、1997年12月16日に閣議決定した答弁書にて明らかにしています。) - 「性奴隷」
「性奴隷」という表現は、事実に反するので使用すべきでない。この点は、2015年12月の日韓合意の際に韓国側とも確認しており、同合意においても一切使われていません。 - 慰安婦の数に関する「20万人」といった表現
「20万人」という数字は、具体的裏付けがない数字です。慰安婦の総数については、1993年8月4日の政府調査結果の報告書で述べられているとおり、発見された資料には慰安婦の総数を示すものはなく、また、これを推認させるに足りる資料もないので、慰安婦総数を確定することは困難です。
自民党外交部会への感謝と今後期待したいこと
慰安婦問題について、ここまでこじらせてきた一つの原因は日本政府が正しい情報発信をしなかったことです。その担当は明らかに外務省であり、これまで外務省が「強制連行」「性奴隷」「20万人の数」を否定したなかったことは、一言で「怠慢」であるといわざるを得ません。
今回の外務省のホームページへの追記を推進したのは自民党の外交部会および外交部会長の佐藤正久議員です。ここで自民党の外交部会および外交部会長の佐藤正久議員に感謝の意を表したいと思います。
次に期待したいアクションとしては、海外での歪んだ慰安婦報道の原因となっている「クマラスワミ報告」への反論でしょう。
クマラスワミ報告については、以下の産経の記事がわかりやすいです。
国連はまともな調査もせず、弁護士や自称元慰安婦たちの言うことをうのみにした。結果、1996年に国連の特別報告者であるラディカ・クマラスワミ女史によって提出されたのが「女性に対する暴力と、その原因及び結果に関する報告書」、いわゆる「クマラスワミ報告書」なんだ。
(「大問題の「クマラスワミ報告書」 慰安婦を「性奴隷」と定義、想像絶するヒドイ中身」より」)
初めに慰安婦を「性奴隷」と定義して、その後はすべて「性奴隷」で記している。女性たちは、1日に60人~70人を相手させられ、従わない場合、下からクギが出ている板の上に転がして拷問・殺害されたなど、必要性も真実性も感じられないことが平気で書かれている。それが「ジェノサイド(大量虐殺)」だと批判している。
(「大問題の「クマラスワミ報告書」 慰安婦を「性奴隷」と定義、想像絶するヒドイ中身」より」)
また、クマラスワミ報告で証拠として使われている吉田証言について「虚偽である」ということ、そして、「朝日新聞の記事が捏造」であったことについても、外務省が明確に発信すべきでしょう。