自民党の議員に左翼はいないのか
前回の記事 【左翼度チェック】蓮舫など立憲民主党の主要8議員 に引き続き、同じ10項目で自民党議員の左翼度をチェックしてみます。
・慰安婦問題はあった(だから日本は謝罪せよ)
・憲法9条改正に反対(日本の防衛に足かせをつけておきたい)
・女系天皇・女性宮家に賛成(皇統断絶)
・靖国参拝に反対(日本を護ってくれた英霊に感謝しない)
・夫婦別姓に賛成(夫婦・家族の一体感をなくしたい)
・集団的自衛権行使反対(集団的自衛権は行使できるとしない)
・脱原発(原発をなくし代替エネルギーにシフトしたい)
・外国人参政権に賛成(特に焦点となる地方参政権を外国人に与えたい)
・特定秘密保護法に反対(安全保障に関する情報の秘匿をしたくない)
・ヘイトスピーチ規制に賛成(日本人が外国人にヘイト行為をすることを禁じたい)
これらの10項目は日本共産党員であれば、すべて「Yes」となるはずです。
女性議員4人の左翼度は?
まずは女性議員として、高市早苗氏、野田聖子氏、稲田朋美氏、杉田水脈氏の4人です。
総じて、左翼度は低く全員が自民党らしいといえるでしょう。高市早苗氏は毎日新聞のアンケートで女性宮家創設に賛成していますが、もともと保守色の強い政治家であることは、よく知られています。野田聖子氏、稲田朋美氏の2人は、選択的夫婦別性に賛成で、しかも、積極的です。また、「女性」の進出や共同参画にも積極的で、森 元総理の女性発言に対しても「女性」の文脈で厳しいコメントをだしています。杉田水脈氏はイメージどおり100%保守寄りといえるでしょう。
#FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)。女性が抱える健康の課題を #テクノロジー で解決へ!https://t.co/oUybu0fCJ4
— 野田聖子(衆議院議員 / 岐阜1区) (@noda_seiko93) February 8, 2021
森会長の発言について
私は「わきまえない女」でありたい。
なぜなら、女性も少々空気読めないと思われても、臆せず意見を言うべきだから。
私も以前、男性議員から「総理を目指すなら癒し系になったほうがいいよ」と言われて不愉快になったことがある。
写真のマスクは福井産。🍉 pic.twitter.com/dZea68FDrV— 稲田朋美 (@dento_to_souzo) February 4, 2021
男性議員4人 自民党の多様性
次に男性議員として、河村建夫氏、河野太郎氏、茂木敏充氏、西村康稔氏の4人です。
左翼度スコア5の河村建夫氏は、日韓議員連盟の幹事長で民団とのつながりもあり、外国人参政権などの韓国寄りの政策を推進しており、自民党内でもっとも左翼度の高い人物の一人です。次いで高い左翼度スコア4の河野太郎氏も選択的夫婦別性や脱原発などに賛成しています。茂木敏充氏は、かなり以前に外国人参政権に賛成しているような文章をWebサイトに書いていましたが、現在は積極的に推進はしてないようです(要確認)。西村康稔氏は自民党の本流派閥の細田派らしい保守寄りの政治家だといえるでしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、自民党は一枚岩の政党でなく、党是である「憲法改正」以外はこれといった統一的な政策はなく、左右混然となっています。特に意見が分かれるのが、皇統に関する議論(女系天皇、女性宮家)、原発・エネルギー政策、夫婦別性、外国人受け入れなどです。
選挙の際には、自民党だから保守だと短絡的に思わないこと、また、投票する際には、ここでご紹介したような項目で左翼度チェックをすることをおすすめします。