働かない政治家たち (2) 中国にモノ言えぬ茂木大臣

働かない政治家たち (2) 中国にモノ言えぬ茂木大臣

茂木敏充外務大臣は外国人の地方参政権に賛成か

ブログ記事「働かない政治家たち (1) 朝鮮学校を支援する伊丹市」では、共産党や公明党が外国人の地方参政権に賛成していることを取り上げました。立憲民主党は党方針として明言はしていませんが、旧民主党が外国人の地方参政権を推進していたので「賛成」とみるべきでしょう。

しかしながら党として「反対」の自民党にも「賛成」の政治家が存在します。
茂木敏充外務大臣と河村建夫議員です。

茂木敏充外務大臣は自身のブログの中でこのように書いています。

一言で言えば21世紀の日本を「多様性のある多民族社会」に変えるということです。
有能な人材が世界から日本に集まり、
ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。
このための具体的な政策課題として
(1)英語を第2公用語にする
(2)定住外国人に地方参政権を与える
(3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする
(4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す、
の4点を提案したいと思います。

ただし、上記のブログ記事は、10年以上前のものと思われるため、現時点で茂木敏充外務大臣がどう考えているかを裏づけるものではありません。しかしながら茂木敏充外務大臣は選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としており、国家ビジョンは「日本を多様性のある多民族社会に変える」としているグローバル寄りの政治家だと見て間違いないでしょう。

中国に対してNoを言えない茂木敏充外務大臣

茂木敏充外務大臣の中国への対応が波紋を呼んでいます。11月24日、中国の王毅国務委員兼外相と東京都内で会談した茂木大臣は新型コロナウイルス感染拡大で中断していたビジネス関係者の相互往来について、月内の再開で合意しました。
この合意についても疑問ですが、さらに問題なのが王毅外相が「最近、日本側の【真相を知らない漁船】が相次いで釣魚島(尖閣諸島)の海域に入り続けている。中国は必要な措置をとっている。もちろん【引き続き私達の主権を守る】」と発言したことに対して、何も言い返さなかったことです。
この場において、尖閣諸島が中国のものであると言っていることに対して、茂木大臣はハッキリとNoと言うべきです。

ツイッター上の反応

茂木大臣の対応について、ツイッター上で多くの批判の声が上がっています。

外交とはどうあるべきか

日本の外務大臣や外務省の官僚は、外交を「友好関係を築くもの」だと思っているフシがありますが、それは違うと思います。私見ですが、外交とは国益のための国家間の交渉であり、「日本を護ること」と「国益を増大」させる視点が不可欠です。その視点がなければ中国やロシアのような国家に対抗できません。

日本の政治家はロシアのプーチン大統領の発言を参考にすべきでしょう。

「国家間の友好関係というものは単なるお友達関係とは異なるものだ」
「私はお前たちのお友達ではない」
「私はロシアの大統領だ 守るべき1億4600万の国民がいる」

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